脳科学で販売促進するニューロマーケティングとは
近年、「脳科学」を活用した販売足進・マーケティング方法である「ニューロマーケティング」という言葉をよく耳にするようになりました。本記事では、ニューロマーケティングとは何か、そしてニューロマーケティング使われる技術や手法をご紹介します。
＜目次＞
目次[非表示]
ニューロマーケティングとは
ニューロマーケティングとは、脳科学の知見や技術をマーケティングに応用する手法のことです。消費者の無意識的な感情の変化などを読み取ることにより、販売促進やマーケティングに役立てます。
無意識下にあるものを読み取るということは、つまり、消費者のより本質に近いニーズをくみ取り、それを満たす価値を提供することによって購買行動へつなげるということになります。
いってみれば、お客様の真のニーズを引き出すことで、よりお客様のニーズにマッチした商品やサービス提供ができるようになります。
しかもそれは、お客様自身すら自覚していないレベルでのニーズであることも特徴です。
ニューロマーケティングで使われる指標
ニューロマーケティングでは、主に次の3つの指標を活用します。
1.生理指標
生理指標とは、人間の脳波、心拍数、血液量などの数値のことで、それを科学的に測定して数値化・可視化したものです。
2.行動指標
行動指標とは、実験で人間の心身の動きを測定するために、表情、目の動き、反応時間などを定量的にとらえ、数値化・可視化したものです。
3.主観指標
主観指標とはアンケートに答えてもらったり、面接したりして人間の主観を自ら記述、発言した結果です。
この3つは、それぞれ単独で活用するというよりは、むしろすべて並行して活用することが多いです。例えば、目の前の商品について好印象を持ったかどうかを知るために、脳波を測定すると同時に、アンケート調査も実施することで、両方のデータを活用して分析するといった具合です。
ニューロマーケティングで使用される手法
上記で解説した3つの指標のうち、1の生理指標と2の行動指標については、専門的な機器などを利用して行います。例えば次の手法があります。
「fMRI」…脳内の血液の循環量を調査し、脳のどの部分が活性しているかを可視化することで、無意識的な感情を分析する。
「EEG」…脳波を計測することで、注目や感情、記憶を計測する。
「アイトラッキング」…眼球の動きを計測し、どこに集中しているのか、視線がどのように動いているか、いつ視線を動かしたのかなどの情報により、人間の無意識の注意や興味関心を知ることができる。
「表情認識」…顔の動きを計測することで、人の感情を科学的に推定する。
ニューロマーケティングは、これらの手法を利用して、従来では知りえなかった消費者の潜在ニーズをくみ取り、マーケティング活動を行っていきます。今後、指標や手法も新たに増えていく可能性もあるでしょう。
セレブリックス「顧客開拓メソッド」
ニューロマーケティングに関連して、セレブリックスのメソッドをご紹介します。
セレブリックスでは、営業やマーケティングを科学的にとらえ、顧客の無意識下の潜在ニーズにアプローチする「顧客開拓メソッド」に基づきサービスを提供しています。
新規顧客を開拓するためには、「重要性」と「緊急性」を示唆することが重要です。なぜなら、新規顧客は現状に満足し、「買う必要がない」と思っているため、まず「今買わなきゃ」と思わせる必要があるためです。
重要性の示唆では、お客様の幸せな未来をイメージし、その幸せに近づくためには何をすべきか、という課題を発見して、解決策を一緒に考えます。今、お客様はあるべき姿に到達していないことを認識してもらい、その課題を解決するために重要なテーマを確かめ合います。ここで、潜在的にあるニーズを掘り起こすのです。
緊急性の示唆では、一緒に見つけた「すべきこと」をすぐやらなければ損失が生まれることを示します。今すぐやったほうが良い理由を見つけるのです。
この重要性と緊急性の2つをわかりやすく示し、さらに、お客様の買わない理由をつぶすことができれば、買う確率は上がります。顧客開拓メソッドとは、買わない理由をなくすノウハウです。つまりお客様が嫌がることをなくしていくことです。
まとめ
ニューロマーケティングは、脳科学の手法をマーケティングに取り入れる方法で、近年注目を集めています。顧客の潜在ニーズを掘り起こし、それをマーケティングに活かします。
セレブリックスでは、ニューロマーケティングのように潜在ニーズを掘り起こし、買わない理由をなくす「顧客開拓メソッド」に基づいてサービスを提供しています。確かな裏付けのあるメソッドにご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
セレブリックスのプロモーション支援
