アフィリエイト広告主側のメリット、デメリット

アフィリエイト広告というと、広告を掲載する側に視点が重視されがちですが広告を依頼する広告主がいないと成り立たないビジネスモデルです。
​​​​​​​そんな広告主側はアフィリエイト広告を出すことでどのような効果があるのか、そもそものビジネス形態から、メリット、デメリット、ほかのプロモーション形態との比較まで詳しく解説いたします。

<目次>

目次[非表示]

  1. 1.そもそもアフィリエイト広告とは
    1. 1.1.アフィリエイトの成り立ち
    2. 1.2.アフィリエイトのビジネス体系
    3. 1.3.報酬が発生する種類
    4. 1.4.アフィリエイト運用の注意点
  2. 2.アフィリエイト広告主側のメリット・デメリット
    1. 2.1.アフィリエイト広告主のメリット
    2. 2.2.アフィリエイト広告主の成功例
    3. 2.3.アフィリエイト広告主のデメリット
    4. 2.4.アフィリエイト広告の失敗例
  3. 3.そもそもアフィリエイトがプロモーションに適しているか
    1. 3.1.オンライン販促
    2. 3.2.オフライン販促
    3. 3.3.プロモーション方法を選ぶポイント
    4. 3.4.プロモーション実施後の効果を調べる
  4. 4.まとめ:販促を行うにあたって適切なプロモーション形態を選ぶことが重要!
  5. 5.セレブリックスのプロモーション支援

そもそもアフィリエイト広告とは

「アフィリエイト広告」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、正しく理解できているでしょうか?
まずは、アフィリエイトの成り立ちについて解説していきます。

アフィリエイトの成り立ち

アフィリエイト広告とは、企業が自社製品やサービスを広告宣伝するために、アフィリエイトパートナーと提携することで成り立っています。
 
アフィリエイトパートナーは、自分のウェブサイト、ブログなどで、企業の広告を掲載します。アフィリエイトパートナーのウェブサイトにアクセスしたユーザーが広告をクリックし、企業のウェブサイトに移動し、商品を購入すると、アフィリエイトパートナーに報酬が支払われます。

1996年にAmazonが自社リンクを貼ってくれるパートナーに報酬を払う「アソシエイト・プログラム」というサービスを開始しました。
それ以前にも同様のサービスは存在しましたが、これが後のアフィリエイトの仕組みを確立したと言われています。

アフィリエイトのビジネス体系

アフィリエイト広告のビジネス形態として必要不可欠なのがASP(Application Service Provider)です。
 
ASPとは広告主とアフィリエイトパートナーを仲介するサービスの提供者です。
アフィリエイトパートナーはASPを通して広告主を探し、広告主はASPに広告を依頼することでアフィリエイトパートナーに広告費が支払われます。

アフィリエイト広告は企業にとって、広告効果を最大化する手段の一つであり、アフィリエイトパートナーにとっては、収益を得ることができるビジネスモデルの一つです。

報酬が発生する種類

報酬は、
・クリック単価型
・販売単価型
・リード単価型
など、いくつかの種類があります。

報酬発生の種類

報酬発生要件

クリック単価型

広告がクリックされた場合

販売単価型

広告から商品が購入された場合

リード単価型

資料請求やアンケート回答など、企業側が設定した目的が達成された場合

アフィリエイトパートナーは自身のサイト内容にあった広告種類を選択することでより多くの広告収入を期待することができます。
 
ASPによって取り扱っている広告種類は異なるので、アフィリエイトパートナーはASPを選定することも重要いなります。

アフィリエイト運用の注意点

広告主側からの問題点として、不正なクリックによる広告費損失の発生やアフィリエイトパートナーの品質によって広告効果が左右される可能性があります。またパートナーが不正な宣伝活動を行っていた場合、広告主側としての信頼性が失われることもあります。
 
アフィリエイトパートナー側の注意点としては成果報酬であるため広告主側の支払いの遅延、不正減額などがリスクとしてあります。また不良商品や詐欺商品を紹介してしまうというリスクも伴います。
 
広告主もアフィリエイトパートナーも信頼関係が大切であり、それを仲介するのがASPであると考えることができます。

アフィリエイト広告主側のメリット・デメリット

アフィリエイト広告主のメリット

アフィリエイト広告は成果報酬型であることから、成果が出ていないのに広告費を払うということを防ぐことができます。その為、広告主は広告費のリスクを最小限に抑えることができます。
 
また掲載型広告や看板広告などとは異なり実績結果を直接的に回収することが可能です。
掲載型広告や、看板広告などは広告を掲載している期間で売り上げの推移を確認すればある程度の効果がわかりますが、その売り上げの推移が直接的に広告の効果であるとは言えません。
何故かというと、他プロモーションを同時に行っている場合そのプロモーションから売り上げが増加した可能性があることや、季節性などによって売り上げが増減することなど、他要因が売り上げに影響を及ぼすからです。
 
対して、アフィリエイト広告は広告からいくらの売り上げがあるかを確認できるため広告費に対しての売り上げを正確に集計することが可能です。

アフィリエイト広告主の成功例

◆クラウドサービスを展開するA社
 
経理、人事などのバックオフィスを支えるクラウドサービスを展開するA社は新規顧客の獲得に課題を感じていました。
そこで業界最大手のASPを利用してアフィリエイト広告運用を開始しました。
その結果、前年同月比120~150%に増加しました。
 
◆航空券を展開するB社
 
航空券事業を展開するB社は新たな新規顧客の開拓と既存の顧客獲得コストダウンを課題としていました。そこでASPを利用し、広告を掲載したところ、利用前と比べ新規注文件数1.3倍、コストダウンによる売り上げ1.4倍以上の成果を記録しました。
 
このように成果報酬型であることから、コストダウンや、広告費がかかり過ぎるリスクを抑えたプロモーションに期待して広告を掲載する企業は少なくありません。

アフィリエイト広告主のデメリット

アフィリエイト広告主のデメリットとして、競合が多く存在することが挙げられます。
アフィリエイトパートナーはその業界・サービスに関連したサイトを作成します。その為サイトには同業種の広告が集中する傾向があります。
 
またアフィリエイトパートナーのサイトを広告主は選択できないので、広告主が望まない形で掲載が行われる可能性があります。アフィリエイトパートナーによってサイトは様々なので希望したサイトに広告を掲載したい場合は、ASPとの連携が重要です。

アフィリエイト広告の失敗例

・ASP担当者とうまく連携ができない
ASP業界は人手不足な会社が多く、ASP担当者と連絡が取りにくい場合があります。その結果、メディア掲載が思うように進まず収益をあげることができないことがあります。
 
・報酬単価を上げすぎて利益が残らない
アフィリエイト広告は、ASPに広告を依頼する際に初期の固定費を高額に設定してしまう場合があります。
その結果、売り上げに対して広告費が高く、期待したほど利益が見込めないケースがあります。
広告主は各新規顧客の購入単価を高めていくと共に、適切な広告費用を設定することが大切です。
 
その広告にあった最適な広告費用を設定すること、顧客の需要、競合の多さなどのバランスをとったバリュープロポジションを見つけ出すことが重要です。

そもそもアフィリエイトがプロモーションに適しているか

ここまでアフィリエイト広告について解説をしてきましたが、具体的な商品・サービスがすべてアフィリエイト広告に適しているかと言われると、そうではありません。
 
たくさんの商品・サービスがあるようにプロモーションにも様々な種類があります。
ではほかにどのようなプロモーションが考えられるでしょうか。

オンライン販促

オンライン販促の代表的な手法として以下の方法が挙げられます。
 
・ホームページ
・SNS
・ネット広告
・オウンドアプリ
 
アフィリエイト広告はネット広告に分類されます。
 
ホームページ、SNSは自社で運営を行う場合が多く新規顧客獲得に向けたプロモーションを行うことが目的であり、
オウンドアプリは既存顧客に向け、スマートフォンアプリでリピート率を上げるプロモーションを行うことが目的です。
 
このように、オンライン販促ではターゲットによってプロモーションを変更することで、より高い効果を見込むことができます。

オフライン販促

オフライン販促の代表的な手法としては以下の方法が挙げられます。
 
・ポスティング
・チラシ
・サンプリング
・イベント
 
オンラインと異なる部分はお客様に直接プロモーションを行うことができるという点です。
 
ポスティングは顧客自宅のポストを通して、顧客の手元に販促物が届き商品を認知してもらうことが目的です。
 
チラシは街中や商業施設など、人通りの多い場所で配布を行い、商品を知ってもらうことが狙いです。また、既存の販促物に併せて設置し、興味を持った顧客に自ら手に取っていただくことも期待できます。
 
サンプリングは顧客が商品を実際に使用・体験することで、購入を検討していただくことが目的です。
 
イベントは商品を実際に使用・体験する機会そのものを提供します。イベント参加者に直接アプローチすることができるため、商品やサービスをしっかりとアピールすることができます。
 
このように、オフライン販促はオフライン販促と異なり人から人へ、商品を直接届けること、認知してもらうことが可能です。
オンライン販促、オフライン販促、は商品、サービスによって適切な手法を選ぶことが重要です。
 
では最終的にどのようなポイントに注意し、プロモーション方法を決定すればよいのでしょうか。

プロモーション方法を選ぶポイント

プロモーション方法を選ぶ際に重要になるのが、商品のターゲットにあった方法を選択することです。
 
例えば、高齢者向けの健康食品プロモーションであれば、ネット広告に掲載をするのはあまり効果的とは言えません。
これはターゲットが高齢者に絞られているのに対してインターネットを利用する年齢層とマッチしないからです。
 
この場合、オフライン販促のプロモーションで高齢者が多く訪れる施設などでサンプリングやチラシの配布、高齢者のご自宅へポスティングなどが有効的だと考えられます。
 
反対に若年層向けスマートフォンアプリのプロモーションを行うとき、オフライン販促はあまり効果的であるとは言えません。この場合のターゲットは若年層ですが、若年層は世帯主であることが少ない為、ポスティングを行っても直接的にターゲットアプローチできる可能性が少なくなってしまいます。

ターゲット
効果的な販促形態
効果的でない販促形態
若年層
オンライン販促
オフライン販促
高齢層
オフライン販促
オンライン販促

このようにプロモーションを行うターゲットを設定することは重要であり、更にペルソナ(具体的な人物像)を設定すると顧客のニーズや課題が共通認識できる為効果的なプロモーションを行うことが可能になります。
 
また上記は断言的なものではなく、あくまでも商品・サービス、ターゲットによって適切なプロモーション方法を選ぶことが重要です。

プロモーション実施後の効果を調べる

プロモーションを行った後は、その効果測定を行うことが重要です。
 
そのプロモーションにどの程度の費用を使用し、どのような効果があったか、「費用対効果」を算出することはその後のプロモーションに活かしていくことができます。
 
またアンケート調査や問い合わせ資料の件数推移で効果測定を行う方法もあります。
 
プロモーションを行う前と後でどのような変化があったか、定性的な結果、数量的な結果、両方で判断することが重要です。

まとめ:販促を行うにあたって適切なプロモーション形態を選ぶことが重要!

今回はネット広告であるアフィリエイトについて解説をしましたが、大前提として商品・サービスに合ったプロモーション方法を選定することが重要です。
 
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