ラウンダーが知っておくべき「小売・流通用語」って?


業界未経験者であれば、ラウンダーとして小売店に訪問する際に、「グロサリーの担当者がー」「―先入れ先出しお願いね」など普段聞きなれない言葉に戸惑うことも多いのではないでしょうか。

初めの研修などで教えてもらうこともありますが、あまりに知識がないと商談以前に会話が成り立ちませんし、店舗の方も不安に思うかもしれません。そこで、小売店でラウンダーが使う基本的な用語について紹介します。


<目次>

目次[非表示]

  1. 1.ラウンダーがよくつかう用語12選
    1. 1.1.JANコード
    2. 1.2.SKU
    3. 1.3.アイテム
    4. 1.4.フェイス
    5. 1.5.折りコン
    6. 1.6.グロサリー/グロッサリー
    7. 1.7.島陳列(島陳)/アイランド陳列
    8. 1.8.PB商品
    9. 1.9.先入れ先出し
    10. 1.10.前出し
    11. 1.11.棚卸し
    12. 1.12.棚落ち
  2. 2.まとめ:まずは最低限の知識を!あとは仕事を通して知識を蓄える
  3. 3.▼セレブリックスのラウンダーに応募する▼

ラウンダーがよくつかう用語12選

JANコード

読み方:じゃんこーど



JANコード(Japanese Article Number)は、商品を識別するために商品毎に割り当てられた番号です。我々が聞きなれた言葉でいうと「バーコード」で、13桁もしくは8桁の番号で構成されています。商品のことを確認する際に、商品名でも良いですがJANコードを使用するとより確実に確認でき、相手にも伝えることができます。

SKU

読み方:えすけーゆー



SKU(Stock keeping Unit)は受発注・在庫管理を行う際の、最小の管理単位です。

商品を「これ以上細かく分類できない」ところまで細分化したもので、基本的には同じ商品でも容量や包装形態などが変わるとSKUを区別する必要があります。(メーカーにより異なる場合があります)
数字を用いて「1SKU」「2SKU」と単位で使われることもあります。

アイテム

読み方:あいてむ



商品の種類(品目)を指します。SKUと異なり、容量や梱包形態が変わっても「1アイテム(=1品目)」と数えます。

フェイス

読み方:ふぇいす



言葉の通り、商品の“顔”を指し、商品にラベルが貼ってあったり、表紙絵(成分表の記載がない面)がある部分のことを指します。品出しやレイアウト変更などで商品を動かす際は、フェイスを前に向けお客様から商品がはっきり見えるようにしましょう。

また数字を用いて「1フェイス」「2フェイス」と単位で使われることもあります。陳列のフェイス数が多いほど売れている商品であることが多いです。

折りコン

読み方:おりこん



商品などを入れるコンテナのことです。収納時には簡単に折りたためることから「折りコンテナ=折りコン」と呼ばれています。商品の入荷時や、店舗での在庫保管をする際に使用している店舗がほとんどで、段ボールに比べて耐久性も高く、半透明のため中に入っている物が見やすい特徴があります。

グロサリー/グロッサリー

読み方:ぐろさりー/ぐろっさりー



スーパーマーケットなどで保存性の高い(缶詰やお酒、お菓子など)の食料品や、生活雑貨、洗剤などの生活日用品を総称してグロサリーと呼びます。
扱う商品にもよりますが、多くの商品を扱うグロサリー部門担当の方とコミュニケションを取ることがあるかもしれませんね。
他の部門では、青果・鮮魚・精肉・総菜・レジなどの部門がありますが、チェーンにより呼び方が変わる可能性があります。

島陳列(島陳)/アイランド陳列

読み方:しまちんれつ(しまちん)/あいらんどちんれつ



商品の陳列方法のひとつです。
通常の定番陳列やエンド陳列とは異なり、台などを用いて通路上に独立してディスプレイすることを指します。文字通り「島」のような形になることから、島陳などと呼ばれることがあります。

PB商品

読み方:ぴーびーしょうひん



「プライベートブランド商品」の略称で、メーカーではなく小売業者が企画から製造・販売まで行うオリジナル商品を指します。メーカーを通さない分、類似商品より安価で売られることが多い商品です。

先入れ先出し

読み方:さきいれさきだし



品出し、商品メンテナンスにおいて意識して作業したいことのひとつです。
「先に入れた商品を、前(先)に出す」を意味し、入荷が早い=古い商品から先にお客様に取って貰うために、商品補充などをする際は、古い商品は前に詰めて、新しく補充する商品を後ろから陳列します。

前出し

読み方:まえだし



お客さんが陳列されている商品を取ると、手前の方からなくなっていくので、奥にある商品が目立たなかったり、取りにくくなります。そのため、奥にある商品を手前に並び直す「前出し」という作業が必要になります。補充時に関係なく、陳列のメンテンスをする際は、フェイスを揃えて前出しをすることを心がけましょう。

棚卸し

読み方:たなおろし



店舗の売り場や、倉庫に商品がいくつある​​​​​​​のか調べる作業のことで、店舗が行います。単なる在庫数確認ではなく、そこから原価や利益などを計算することから、店舗にとってとても大切な仕事のひとつです。莫大な商品を数えることから、従業員の方は忙しく商談の時間もいつもより取れないことが多い上、在庫数が分からなくなるからと、ディスプレイ変更や品出しを断られる可能性があります。


棚落ち

読み方:たなおち




売場の陳列棚から商品を外すことを指します。理由としては、廃盤や人気がなく陳列していても売れない、限定の季節が終わってしまったなどで、これ以上陳列できない商品が棚落ちします。どのメーカーも棚落ちすることを防ぐため、様々な戦略を立て奮闘しています。

まとめ:まずは最低限の知識を!あとは仕事を通して知識を蓄える

ラウンダーがよく使う用語を紹介しました。

小売店や流通の専門用語はまだまだたくさんありますし、チェーンによっても呼び方が異なる場合がありますので、分からない場合は都度確認し知識を溜めていくようにしましょう。

業界未経験であれば、初めは商品知識に加え、流通のことも知る必要があり、覚えることが多く大変ですが、一度ですべて覚えようとせず仕事を通して少しずつ覚えていきましょう。

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