セールスプロモーションの種類一覧｜具体的な手法を目的別に解説



消費者の関心を高めて購買につなげる「セールスプロモーション」には、さまざまな種類があります。ターゲットに応じて適切な手法でプロモーションすることで、購買意欲を効果的に高め、少ない労力で売上アップが期待できます。

そこで今回は、セールスプロモーションの種類や具体的な手法について詳しく解説します。

セールスプロモーションとは

セールスプロモーションは「販売促進活動」とも呼ばれ、消費者の購買意欲を高める行動のことです。消費者が製品・サービスの購入を決めるまでには、次の工程があります。

1.    ニーズの認識

2.    商品の認知

3.    比較検討

4.    購入

5.    利用

6.　再購入・利用継続

セールスプロモーションは、この中でも1～4までを促すための行動です。なお、適切に実施することで購入後の利用においても好感触を得られるため、再購入や利用継続にもつながりやすくなります。

セールスプロモーションの種類

セールスプロモーションは、以下の5つに分類されます。

・イベントプロモーション

・キャンペーンプロモーション

・インストアプロモーション

・ダイレクトマーケティング

・デジタルプロモーション

それぞれの特徴や方法について詳しくみていきましょう。

イベントプロモーション

イベントプロモーションとは、次のようなイベントを活用したプロモーション活動です。

・展示会

・セミナー

・ライブ

これらのイベントへの展示やブース出展のほか、サンプルやチラシの配布、グッズ販売などを通じて企業名および製品・サービスの知名度アップを目指します。イベントの主催者となれば、さらに効果的にアピールできるでしょう。

当然ながら、製品・サービスのターゲットが興味を持つイベントを選択する必要があります。

キャンペーンプロモーション

キャンペーンプロモーションとは、期間限定で割引や特典の付与、抽選販売といった特別な取り組みを行い、消費者の興味関心を高めるプロモーション活動です。
期間限定という特別感を十分にアピールするために、ポップの活用やさまざまな宣伝活動、広告デザインの工夫などが必要となります。

インストアプロモーション

インストアプロモーションは店頭プロモーションとも呼ばれ、店舗内で実施する販売促進活動です。例えば次のような方法があります。

・購買意欲を高める陳列（選びやすい、比較検討しやすい、手に取りやすい陳列）

・デモンストレーション販売

・トレンド企画（季節や行事、流行などに応じた企画）

・店内POP

・割引シール

・タイムセール

他のセールスプロモーションと比べて低コストで実施できるうえに、早く効果が現れます。

ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングとは、顧客および見込み客に直接アプローチする販売促進活動です。次のような方法があります。

・ダイレクトメールを送る

・ルートサンプリング（他社店舗・施設などでサンプルやチラシを配布する）​​​​​​​

・メールマーケティング

・ポスティング

ダイレクトマーケティングは1回の施策で購買につながらないことが一般的です。複数回、ターゲットに適した方法でアプローチして、結果的に製品・サービスの購入につなげます。

デジタルプロモーション

デジタルプロモーションとは、インターネットやスマートフォン、パソコンなどデジタル技術・ツールを活用した販売促進活動です。スマートフォンの急速な普及により、デジタルプロモーションが大きく注目されることになり、多くの企業が積極的に実施しています。

中でもWeb広告は、ターゲットが検索したキーワードに応じて、興味があると考えられる広告を表示したり、広告をクリックしたときにだけ課金されたりと、効率的かつ優れた費用対効果を発揮します。

セールスプロモーションの手法

セールスプロモーションには、次の手法があります。

試用手法

試用手法とは、製品・サービスの体験を通じて、自身に適しているかどうかを見極めてもらう手法です。次のような種類があります。

■サンプリング

サンプリングとは、商品・サービスのサンプルを配布する販売促進活動です。クーポン付きチラシのように購買へとつながるものを配布することで、高い効果が期待できます。ただし、ターゲットへ届かなければ効果は得られないため、事前の調査と綿密な計画の立案が欠かせません。

ちなみにセレブリックスでは、過去200社以上の実績に基づいた効果的な計画をご提案し、効果が出るサンプリング活動を実施しております。サンプルのばらまきではなく、ターゲットに届き、製品・サービスに魅力を感じてもらえるサンプリングを支援いたします。

■試食/推奨販売

試食/推奨販売とは、食品の味や食感、風味などを実際に体験し、値段とのバランスや自分の好みに合うかどうかなどを判断してもらうための販売促進活動です。店舗内だけではなく、イベントブースでも実施できます。

セレブリックスでは過去33商材、13,000件を超える推奨販売のご支援実績があります。
※2016年～2023年1月現在
商材に合わせたトークスクリプトやアプローチ方法等のご提案が可能ですので、お気軽にご相談ください。

プレミアム手法

プレミアム手法とは、製品・サービスに対する特別感を与えることを目的に、特典付与や景品の提供などを行う手法です。次のような方法があります。

オープン懸賞……誰でも応募できる懸賞（製品購入は必須条件ではない）

クローズド懸賞……製品購入などの応募条件を満たした人に提供する懸賞

総付けプレミアム……特定の製品の購入で必ず受け取れる懸賞

プライス手法

プライス手法とは、値引きやセット購入による割引などを行う方法です。例えば、次のような方法があります。

・○月○日まで○○円に値引き

・○時まで50％OFF

・○○とのセット購入で30％割引

・○○のご提示で10％割引

精度手法

制度手法とは、クーポンやポイントカードなどを活用して再来店を促す手法です。次のような方法があります。

■ポイントカード

ポイントカードは、購入金額や購入数などに応じてポイントを付与し、一定以上のポイント数が貯まった際に商品と交換したり、店舗限定の商品券として使えるようにしたりする手法です。例えば、「2,000円ごとに1ポイントで50ポイント貯まると、20,000円分の商品券として使える」というルールを定めます。

■クーポン

クーポンは、次回来店時に10％OFFのように、提示することで値引きや割引などを受けられる制度です。その日から使えるクーポンを店内で配布すると、すぐに売上につながります。店内で次回から使えるクーポンを配布しても、そのまま忘れてしまうことで無駄になるケースが少なくありません。

ちなみにセレブリックスでは、店内でチラシ付きクーポンを配布することで売上アップを実現した事例があります。

セールスプロモーションの種類の選び方

セールスプロモーションを実施する際は、次のポイントを踏まえて手法を選択しましょう。

ターゲットを明確化する

セールスプロモーションの目的は、ターゲットに対して購入を促すことです。そのため、ターゲットが明確になっていなければ、適切な手法を選ぶことはできません。まずはターゲットを明確にしましょう。

また、ペルソナを設定すると、セールスプロモーションの手法を選びやすくなります。ペルソナとは、40代女性のような大きなくくりではなく、次のように1人のターゲットを具体的にイメージしたものです。

・40代

・女性

・4人家族（夫・子ども2人）

・都内在住

・週末はキャンプを楽しむ

・金銭感覚はごく一般的だが、必要性が高いものにはそれだけ多くの費用をかける

・よく読む雑誌は○○で、○○を購入するときは主にネット通販を利用する

上記のように具体的にイメージすることで、セールスプロモーションの中でも行うべき施策が見えてくるでしょう。

ターゲットの属性に合った手法を選ぶ

ターゲットの属性に適した手法を選びましょう。例えば、ビジネスパーソンがターゲットであれば、オフィス近くの駅前でのサンプリング配布が有効と考えられます。このとき、その駅を利用する年齢層や性別割合などまで事前に調査できれば、さらに精度が高いプロモーションが可能になります。

セールスプロモーションはセレブリックスにお任せください

セールスプロモーションは、ターゲットに届いてこそ効果を発揮します。また、ターゲットや製品・サービスの性質に応じて選ぶべきセールスプロモーションが異なる点に注意しましょう。

セレブリックスは今回紹介した手法のサンプリングや推奨販売、イベント運営などの多くの支援実績があり、企業様の目的やターゲット、商材に合わせて最適なご提案が可能です。
​​​​​​​ご相談だけでも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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