ASO対策ってなに?アプリのダウンロード促進のために必要なこととは
お店のクーポンやおススメ商品の告知など、販売促進を考える上でスマホアプリは欠かすことのできない存在になっています。ただし、そんなアプリもユーザーにダウンロードしてもらわなければ、残念ながら意味はありません。
ここでは、アプリダウンロードを促進するためのオンライン施策、「ASO対策」について分かりやすくご紹介します!
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<目次>
目次[非表示]
ASO対策とは
「ASO対策」とは、アプリ名・アプリ説明文・アイコン等を消費者の目に付きやすいものに調整することによって、アプリストア内でユーザーからの認知度を高め、ダウンロード数を最大化する施策のことです。
バナーや動画広告を出して認知拡大する方法もありますが、それには広告費がかかります。ASO対策はコストを抑え、かつ自分たちでも出来るため、まず取り組むべき施策と言えます。
ASO対策が有効な理由
多くのユーザーがアプリを探すところはアプリストアです。ここではダウンロード数の高い順にアプリのランキングを見ることができ、ユーザーはそれをチェックして自分が欲しいかどうかを考えます。つまり、ここで上位にランキングされれば、ダウンロードされる確率は大幅に高まることになります。
アプリストアに次いでダウンロード数を伸ばす効果が期待できるのは、アプリのレビューサイトです。しかし、依頼をしても必ず紹介されるとは限らず、こちらも広告と同じようにコストがかかるため、まずは自分たちで出来る取り組みをしっかり行うことが重要です。
ASO対策の具体的なチェックポイント
ここからはASO対策で重要なチェック項目をご紹介していきます。
主なチェック項目は以下の6つです。
キーワード選定
登録の際のキーワードはアプリに関連するものでなければなりません。もちろん検索ボリュームを加味することは必要ですが、検索で上位表示させたいからと言ってアプリと全く関連のないキーワードを使うことはできません。ユーザーが何を求めて検索するのか、意図を考え、なおかつアプリに適したキーワードを選ぶ必要があります。
なお、検索ボリュームについては、「Googleキーワードプランナー」や「aramakijake.jp」などで調べたり、分析することができます。
タイトル
検索上位になるために、タイトルには上記で選定したキーワードを含めることが有効です。アプリの名前だけでなく企業名を入れた方が良いのか、どのキーワードを含めるか、ユーザー側の立場に立って決めることが重要です。
また、タイトルの文字数は、AppStoreでは30文字以内、GooglePlayStoreでは50文字以内となっています。表示される文字数も限られているため、一番見せたいキーワードがしっかり表示されているかも確認しましょう。
説明文
検索結果の一覧からアプリをタップすると、そのアプリの詳細ページへ進みます。詳細ページではアプリの特徴や魅力が伝わりやすいような説明文を掲載しましょう。
説明文はAppStore、GooglePlayStore共通で4000文字まで登録できますが、アプリタイトルと同様、表示される文字数が限られています。最初の3行しか表示されないので、その3行でどれだけ魅力を伝えられるかがポイントです。選定した関連キーワードを盛り込むことで、より検索に引っかかるように工夫しましょう。
アイコン
検索結果画面で必ず表示され、特に目に付く重要な要素の一つです。シンプル、かつアプリの内容を視覚的に伝えられるようなデザインが良いでしょう。
また、他のアプリと一目で違いが分かるような工夫をし、特に競合とは混同されない独自性のあるものにしましょう。
スクリーンショット・動画
スクリーンショットや動画は、アプリの詳細ページで説明文より上の項目で表示されるため、ユーザーの目に一番に入ってくる情報です。実際のアプリの画面を掲載することで、UI(ユーザーインターフェース)や機能など直感的に伝えることができます。
また、アプリを使用している動画を掲載すれば、事前に操作方法がわかるため、ユーザーがダウンロードしやすくなります。
レビュー対策
多くのユーザーは、アプリをダウンロードする前にレビュー(批評)を確認します。ダウンロードするか迷っているユーザーにとっては、他のユーザーからの意見は重要で、似たような機能を持つアプリの中でも、より評価の高いアプリを選ぶのは当然のことでしょう。多くのユーザーから好評価をしてもらうことはもちろん大切です。しかし、ユーザーからの質問や意見、万が一低評価をされてしまった際にどんな返信をするかによって、これからダウンロードしようとするユーザーからの印象が大きく変わります。
ユーザーからの率直な意見に真摯に対応することは非常に重要であり、それがアプリダウンロードに繋がることも少なくありません。
アプリダウンロード促進のためのオンライン施策は他にもある
ここまでご紹介してきた「ASO対策」のほかにも、オンラインで出来る施策はたくさんあります。例えば、お店や自社のサイトを持っているなら、これを積極的に活用しない手はありません。ここでしっかり告知をしていくことは大変に有効です。なぜならサイトを見てくれるユーザーは、少なからずそのお店や企業に関心があるからです。
またメルマガ会員に発信することも同じ意味で大切です。Facebook・Twitter・LINE等のSNSを活用したプロモーションも利用してみましょう。
リアルな領域にも注目
アプリというデジタルな領域のプロモーションにおいて盲点となりがちなのが、リアルな領域です。その一つとして注目されているのがリアルアフィリエイト。
通常のアフィリエイトがブログやメルマガに広告リンクを張り、そのリンクを経由して会員登録や商品購入に至ると報酬が発生する仕組みであるのに対して、リアルアフィリエイトとは、ネット(広告リンク)を経由せず携帯販売店や飲食店などリアルな店舗で、店頭スタッフが来店顧客にサービス説明・会員登録への誘導等を行うもの。アプリのダウンロードもこの仕組みを利用することで促進できます。
実際にスタッフが接することでトラブルも少なく、その場でダウンロードしたアプリについてユーザーに告知したい内容が伝えられるため、デジタルの世界にはない効果が期待できそうです。
まとめ
アプリをダウンロードしてもらえれば、それだけ多くのユーザーへ商品・サービスをアプローチできます。さらに、ユーザーの登録情報や購入履歴など様々なデータを収集できるため、より細かな分析も可能です。そのためにアプリ自体の機能や操作性など、品質を整えることはもちろんですが、オンライン・オフラインの施策もしっかり行い、認知拡大・ダウンロード促進をしましょう。
ここまでご紹介してきたASO対策は、アプリのダウンロード促進に有効な方法のひとつです。しかし、商品やサービスの内容、主な利用年齢層などによってアプローチの方法は異なります。自社の商品・サービスにとって、オンラインでのアプローチとオフラインでのアプローチのどちらが適切かを考え、より効率よくユーザーを増やしましょう。
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