iBeacon(アイビーコン)で実現するO2Oマーケティング
iPhoneのiOS7に標準搭載されたことで、一気に有名になったiBeaconですが、O2Oマーケティングの中心を担うプロダクトとして非常に注目を集めています。
自社の商品やサービスのプロモーションとして活用できないか・・・?
このように考える、企業のマーケターも増える中、今一つビーコンで何が出来るのか?そしてビーコンを活用したプロモーションを実行するためには、どのようなリソースや環境が必要なのか、いまいち解らない・・・という声を良く耳にします。
そこで本日は国内のビーコンの活用事例と、iBeaconを活用したO2Oマーケティングを行うために必要なリソースや機能を紹介して行きます!
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<目次>
目次[非表示]
iBeaconを活用したO2Oマーケティング事例①
iPhone向けに沿線情報を配信-京急線主要駅にてビーコンを活用した実証実験を開始
先ずはリクルートライフスタイルの子会社である、㈱ブログウォッチャーと京浜急行電鉄株式会社とのiBeaconを活用した実証実験を見ていきましょう。
実証実験の内容は、京急線の品川駅、横浜駅など7駅に計17個のビーコンを設置し、リクルートグループが提供するアプリのユーザーに向けて、お得な沿線情報をリアルタイムでプッシュ配信するとのことです。
その第1弾として、「ホットペッパー グルメ」のユーザーを対象に、駅周辺にある飲食店のクーポンを配信する実験を開始したそうです。
沿線を普段から利用する方が、最寄駅に到着すると「今すぐ使えるクーポン」のようなものが配られるということですね。
これが出来れば、ターゲットに対してリアルタイムで集客できるプロモーションが行えるため、実集客に大きく影響しそうです。
AplixのBeaconがプッシュ型で情報配信する自販機の開発に向けて採用 ~ 札幌市円山動物園における冬季の集客力や回遊率の向上をビーコンで支援 ~
続いてAplixのビーコンを使って、自動販売機に近づいた生活者に対して、地域のイベント情報やグルメ情報などをプッシュ型で配信できる次世代の自動販売機の開発に向けた実証実験に採用されたリリースです。
この実験が本格的になってくると、エリア特性や自動販売機が設置されている施設によって、ターゲットを変えたプロモーションが展開できるようになりそうです。
例えば、劇場に設置されている自動販売機は、演劇やミュージカルに興味がある方が来るわけですから、そうした方々をターゲットとする商品のメーカーとしては、最高の販促チャネルとなる訳です。
自動販売機のような、全国どこにでもあるような設備と、ビーコンがコラボレーションすることで、新たに展開できるプロモーションは多岐に渡りそうです。
Beaconを取り入れたマーケティングに必要な環境
iBeaconがiPhoneに標準搭載された背景も鑑み、基本的にはビーコンを使ったプロモーションは、最終的にスマートフォンやタブレットを通して顧客に情報を届けるのが一般的な考え方です。
できれば日常的に使う端末に対して広告を出していきたいわけですから、スマートフォンを通してPR活動を行うことになるでしょう。
その上で用意する必要があるのが下記の機能(環境)です。
・自社のスマホアプリを持つこと
・スマホアプリにPUSH通知機能を持たせること
・Beaconの設置、メンテナンスを行う人的リソースを確保すること
先ず前提となるのがアプリケーションを持つことです。
※コラボレーション等で協業先のアプリを使う場合などは別
基本的にはアプリケーションのバックヤードで、Beaconの位置情報を検知すると、PUSH通知・PUSH広告を配信する、という仕組みを取ります。
そのため、前提として①のアプリケーションと②のPUSH通知配信機能が必要となります。
そして、もうひとつ重要な機能が人的リソースです。
そもそもこのO2Oマーケティングの取組みでは、iBeaconというカタチのある固有の「モノ」が必要になります。
尚且つ、現在のビーコンの多くが、電池式を採用しているため、電池が切れる、つまりは電池を入れ替える必要性がついて回るのです。
様々な顧客属性やターゲットに合わせた動線にビーコンを設置しなければ、そもそもプロモーションとしての効果は期待できませんし、一方で不特定多数の場所に設置をすればメンテナンスが大変になってしまうのです。
こうした業務は「餅は餅屋」に頼むのが効果的です。
コラムを書いているセレブリックスでもこのようなビーコンの設置やメンテナンスの支援等が可能ですが、いわゆるラウンダー業務と呼ばれる巡回営業や、メンテナンス巡回を行うことができる企業を活用するのが効率的です。
iBeaconを使ったプロモーションやビーコンメンテナンスの相談はコチラ
まとめ
オンラインとWEBを絡めることでプロモーションの効果や、実購買・実行動に遷移する確率を高めることができると非常に注目されています。
その中でも、より身近な携帯電話にPUSHできるビーコンを活用したプロモーションには期待が高まるばかりです。
広がるBeaconの実証実験に今後も目が離せません。
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