街頭サンプリングのコツ~効果的な配布場所の選び方~

街頭サンプリングは、認知拡大を目的としたオフラインのセールスプロモーションです。そのため、より多くのターゲットに配布するためには配布場所選びが非常に重要になります。ただし、街頭サンプリングを行うにあたって、希望の場所で好きなようにサンプリングを行えるわけではありません。

本コラムでは、街頭サンプリングの必需品である道路使用許可書の取得の流れと、過去200社以上のサンプリング支援実績から導かれた、効果的な配布場所の選び方や、おすすめの配布場所をご説明いたします。

目次[非表示]

  1. 1.道路使用許可書の取得手順
    1. 1.1.なぜ道路使用許可書が必要なのか?
    2. 1.2.道路使用許可書の取得手順
      1. 1.2.1.①エリアの選定
      2. 1.2.2.②配布場所の選定
      3. 1.2.3.③道路使用許可書の準備
        1. 1.2.3.1.許可証のひな形
        2. 1.2.3.2.細かい配布場所を示した地図
        3. 1.2.3.3.配布物の写真やデータ
      4. 1.2.4.④道路使用許可の申請
        1. 1.2.4.1.申請時の必要書類について
        2. 1.2.4.2.申請から許可証受け取りまでの期間
      5. 1.2.5.⑤実施
  2. 2.ここを抑えればサンプリングの効果が高まる!効果的な配布場所の選び方
    1. 2.1.配布場所の選び方
    2. 2.2.①エリアの選定
    3. 2.3.②配布場所
  3. 3.配布場所の選び方の例
    1. 3.1.①幅広いターゲットを狙う場合
    2. 3.2.②ファミリー層がターゲットの場合
    3. 3.3.③サラリーマンがターゲットの場合
  4. 4.まとめ
  5. 5.セレブリックスのプロモーション支援

道路使用許可書の取得手順

なぜ道路使用許可書が必要なのか?

道路とは本来人や車両の通行のために設けられています。そのため、通行以外の目的での使用は警察が一定の要件を定めています。この一定の要件をクリアした場合に道路使用許可が取得でき、サンプリングの実施が可能となるため、必ず希望の場所でサンプリング活動ができるとは限りません。つまり配布場所を選ぶ際には、エリアを決めた後に、まず警察に配布ができる場所の確認と道路使用許可書の取得が必要になります。

以上を踏まえ、ここではまず、道路使用許可書を取得する際の流れを確認してから、配布場所の選び方を説明いたします。

道路使用許可書の取得手順

①エリアの選定

まず配布するエリアを選ぶ際には、商材やサービスのターゲットに応じた配布場所を選びましょう。若い世代をターゲットとしているのに、高齢層が集まりやすいエリアを選んでしまうと配布自体も伸び悩んでしまうだけでなく、適切なターゲットに認知拡大を狙うことが難しくなってしまいます。そのため、エリアごとの特徴を考えて配布場所を選ぶ必要があります。

②配布場所の選定

配布エリアを決めたら配布場所を選びましょう。詳細は後ほどご説明いたしますが、注意する点は3つあります。

⑴    人通り

⑵    道幅

⑶    通行環境

これらに注意して配布場所を検討しましょう。ただし、道路使用許可書の取得が必要なので、配布場所でサンプリングができるかどうか警察署に確認をしておきましょう。

③道路使用許可書の準備

配布するエリアが決まったら道路使用許可書の準備に移ります。道路使用許可書に必要なものは以下の3つです。

許可証のひな形

こちらは各警察署のHPからダウンロードが可能です。ダウンロードの上、街頭サンプリングを行う期間・サンプリングスタッフ数・配布物など必要事項を記入します。

細かい配布場所を示した地図

配布場所によっては、許可が出ない場所や配布の時間制限、配布できる人数の制限など細かいルールがあります。また、これらのルールは管轄の警察署によって取り決めが異なります。配布場所等の取り決めは、管轄の警察署窓口や電話での相談が可能です。申請前にあらかじめ確認しておくことで、スムーズに取得が可能です。

配布物の写真やデータ

何を配るのかを警察署が管理するために、配布物の写真やデータを印刷の上警察署に申請する必要があります。ただし、なんでも配布できるわけではありません。配布できるものは警察署ごとに決まっている場合があります。配布物についても事前の確認をしておきましょう。

④道路使用許可の申請

道路使用許可書の申請は警察の窓口で行うことができます。また、最近はオンラインでの申請も可能な警察署もあります。ただし、オンラインの申請と窓口での申請では受け取りまでの期間に差が出る場合があるので、ご注意ください。申請時の注意点については以下の通りです。

申請時の必要書類について

準備した書類は2通ずつ印刷の上、提出する必要があります。警察署と申請者がそれぞれ1通ずつ管理するためです。

申請から許可証受け取りまでの期間

申請してから許可書の受け取りまでには1~5営業日かかります。各警察署によって期間が異なるので、受取までの期間については配布場所の確認時に、併せて事前に確認することをお勧めします。

⑤実施

道路使用許可書の受け取りができたら、いよいよ街頭サンプリングの実施ができます。街頭サンプリングを行う場合、サンプリングスタッフが道路使用許可書を携帯している必要があります。実施の際には、必ず許可証を携帯していることを確認しましょう。

ここを抑えればサンプリングの効果が高まる!効果的な配布場所の選び方

配布場所の選び方

これまでは、場所選びでも重要な道路使用許可書の取得方法をご説明いたしました。ここからは、サンプリングの効果が出やすい配布場所の選び方をご紹介します。

①エリアの選定

配布するエリアを選ぶ際には、商材やサービスのターゲットに応じた配布エリアを選びましょう。各エリアによって、通行人の特徴は大きく変わります。エリアについては市区町村単位や、電車の路線、駅などで絞っていくことで、ターゲットに合わせた場所を選ぶことが可能です。

②配布場所

配布エリアを決めた後は、サンプリングを行う場所を決めましょう。サンプリングをする場所を選ぶ際のポイントは大きく3つあります。この3つのポイントを抑えることで、配布効果が出やすくなる場所を選べます。

⑴人通り

配布場所の選定を行う際に最も重要なことは、配布場所の人通りです。サンプリングの効果は人通りに大きく左右されるため、人通りがある場所での実施が好ましいです。駅前での配布であれば一日の平均乗降客数を調べることで大まかに人通りが想定できます。

⑵道幅

配布場所の道幅も重要です。人通りが多い場所であっても道幅が広すぎると、人の流れが分散し、かえってスタッフが、通行人に配布を行いにくくなってしまいます。配布場所の道幅は3m~5m程度の広さで選ぶと効果的なサンプリングが可能になります。

⑶通行環境

通行人の歩行スピードが速すぎる場所では、受取がなかなか進みません。特に新宿や渋谷などの駅前でサンプリングを行う場合、人の流れが速いため、人通りがあるにもかかわらず、配布数が想定よりも伸びない可能性があります。
また、通行人だけではなく、自転車がどれだけ通るかも重要になります。サンプリングを行う際に自転車の通行量が多いと、積極的な配布が難しくなります。さらに、サンプリングスタッフと自転車の接触事故が発生する恐れがあります。そのため、サンプリング行う際には自転車の通行量が少ない場所を選ぶことをお勧めします。

配布場所の選び方の例

配布場所の選ぶ際には、人通り・道幅・通行環境の3つが重要になることをここまでは見てきました。では実際にどうやって選べばいいのかをターゲット別にいくつか例を掲載いたします。

①幅広いターゲットを狙う場合

幅広いターゲットを狙う場合、主要駅といわれる複数の路線が乗り入れる駅を中心に選ぶことが重要です。池袋や上野などの山手線沿線などでは幅広いターゲットにアプローチがしやすくなります。

●池袋の環境例

⑴    【人通り】

人通りはかなり多く、幅広いターゲットに効果的にアプローチしやすい配布場所となっています。

⑵    【道幅】

道幅はやや広めのため、サンプリングスタッフが2名だと配布の効果が最大化されやすいです。

​​​​​​​⑶    【通行環境】

人の流れも極端に早いわけでもなく、自転車の通行量も多くないため、サンプリングに適している配布場所になります。

②ファミリー層がターゲットの場合

ファミリー層がターゲットの場合、いわゆる住宅街の駅近辺で選ぶことで、アプローチしやすくなります。例えば、蒲田や板橋、または中央線沿線などでは、ファミリー層が非常に多く、このようなエリア選びを行うことで効果が出やすくなります。

●蒲田駅の環境例

⑴【人通り】

駅には3路線の乗り入れがあり、1日30万人近い乗降客数があります。駅前や広場での配布が可能なので、多くのターゲットにアプローチが可能です。

⑵    【幅】

全体的にはやや広めですが、サンプリングスタッフを調整することで、配布場所の特長を生かし、サンプリングの効果を高めることができます。

⑶    【通行環境】

歩行者のスピードが比較的ゆったりとしており、配布し易い環境です。

③サラリーマンがターゲットの場合

サラリーマンがターゲットの場合は、平日の主要駅の通勤・帰宅時間を狙うと効果的です。例えば、新宿や大手町などのような場所を選ぶとオフィスが多く、サラリーマンも多いので、アプローチがしやすくなります。

●新宿駅の環境例

⑴      【人通り】

圧倒的な人通りがあります。特に帰宅時間帯には新宿駅に向かう帰宅の方が非常に多いです。

⑵      【道幅】

道幅がちょうどよく、配布数が伸びやすくなっています。特に新宿駅南口側に人の流れが集中します。

⑶     【通行環境】

帰宅ラッシュ時は人の流れが速いですが、交差点の信号待ちの方にアプローチが可能です。交差点にまんべんなくスタッフを配置することや、新宿駅南口側の歩道にスタッフを複数配置することなどで、ターゲットに効果的にアプローチが可能になります。

まとめ

大きな流れとしては、エリアの選定、配布場所の選定、道路使用許可書の取得などが必要になります。特に配布場所の選び方はサンプリングの成否にかかわります。人通り、道幅、通行環境を踏まえ、配布場所の選定を行うことで配布効果が出やすくなります。

弊社では過去200社以上のサンプリング実績と、年間5,000ラインの運営実績がございます。サンプリングをご検討でしたら、まずは一度弊社にお問い合わせください。

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