タイムリーな棚替えで売り上げUP!棚替えラウンダー活用のメリット
小売店等で商品の配置を変更する「棚替え」。適切な時期に適切な量の商品を陳列することで、売り上げアップにつながる重要な作業です。
しかしながら大規模な作業で負担が大きいことも事実です。
今回は棚替えの重要性と、セレブリックス独自の棚替え方法についてご紹介します。
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<目次>
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棚替えとは?棚替えをするメリット
スーパーやドラッグストア等の小売店で、定番棚のレイアウト変更をすることを「棚替え」と呼びます。
棚替えが行われる前に、売場の棚に「どの商品」を「どの位置」に陳列するか決める「棚割り」が各小売チェーン本部で決定されます。その棚割りを基に棚替えが行われます。
棚替えが行われるタイミングは、新製品の発売時期や季節の変わり目に合わせ、一般的に年に2回(春夏/秋冬)程度行われます。季節やイベントごとに需要が高まる商品は変わるため、季節商材や新商品に合わせて「適切な商品」を「適切な時期」に「適切な場所」で陳列できるよう棚割りを決めています。
棚替えをするメリットとしては
① 季節商材や新商品など、売りたい商品の購入に繋げることが出来る
② 売り場に新鮮味が出て、購買意欲を促進できる
③ 棚替えを機に販促物の入れ替えを行うことで視認性が高まる
これらはすべて、自社商品の売り上げアップにつながるメリットで小売店では欠かせない作業です。
例を挙げると、制汗剤は夏に最需要期を迎えるため、見つけやすい場所に陳列され、採用商品の増加やフェイス数が拡大します。
反対に、冬になっても夏の季節商材が目立つ場所に陳列されている場合、冬の季節商材の売り逃しに繋がることから、タイムリーな棚替えが重要です。
棚替えの現状と課題
売り上げUPにつながるタイムリーな棚替えは、メーカー・小売店双方にとって重要ではあるものの、小売店スタッフのみで行うと下記のようなデメリットがあります。
膨大な時間がかかる
棚替え作業は、商品の入れ替え作業・プライスカードの差し替え・カット商品の撤去・棚の清掃など多くの作業工程が発生します。そのため、膨大な時間と労力がかかります。
小売店スタッフの人手不足
スーパーやドラッグストアの小売店の店舗数は近年増加傾向にあるため、店舗スタッフの人手不足が問題として挙げられます。その上、棚替えの時期は基本的に小売りチェーン毎で統一されているため、他店舗からヘルプを呼ぶことも困難なのが現状です。
営業中に作業しなければならない
棚替えは通常業務である接客や品出しをしながら行うため、お客様の邪魔にならないようスピーディーに行う必要があります。
このような問題があることで、棚替えが追い付かず新しい棚割りになっていない・本部決定の棚割り通りになっていない店舗も少なくはありません。そして、新商品や季節性のある商品の売り逃しに繋がり、大きな機会ロスとなってしまいます。
しかし、代わりにメーカー営業担当者が棚替えを行うとしてもカバーできる店舗数には限りがあるため、タイムリーな棚替えが困難なのが現状です。
そんな問題を解決できるのがスポットラウンダーです。
棚替えでラウンダーをアウトソーシングするメリット
まず、ラウンダーとは営業担当者に代わり、小売店へ自社商品のメンテナンス作業や商品案内・売り場作り等を行う店舗巡回専属スタッフのことを指します。
ラウンダーの中でも、定期的に店舗巡回をするパターンと棚替えや改装フォロー時に単発で店舗巡回をするパターンに分けられます。
棚替えや新店改装等で必要な 短期集中巡回のラウンダーは、アウトソーシングすることで大きく3つのメリットがあります。
① 小売店担当者との関係構築につながる
棚替えを小売店スタッフの代わりにラウンダーが実施することで、小売店スタッフの作業工数削減による関係性構築が可能です。担当者がファン化することで自社商品の売り場拡大や受注獲得等で、メーカーの売り上げアップにつながります。
② 一斉に棚替えを実施できる
アウトソーシングした場合、一斉に複数人のラウンダーを稼働させることが可能なので、全国一斉の棚替えが可能です。新製品や季節商材をタイムリーに陳列することで売り上げアップにつながります。そして、普段店頭状況を見ることができない地方エリアなどの売り場の現状も、ラウンダーを活用することで情報収集をすることができます。
③ メーカー営業担当者が本来の業務に専念できる
メーカー営業担当者が小売チェーン本部から棚替えを依頼される場合に、ラウンダーを活用することで、営業担当者は本来の本部商談などの業務に集中することができます。
アウトソーシングとは別に、自社でラウンダー組織を抱えている企業もありますが、採用費や人件費などのコストがかかることや、急な欠員や退職のフォローが必要になる場合もありタイムリーな棚替えが困難になることも少なくはありません。
そのため、ラウンダーをアウトソーシングすることで人手が必要になる棚替えを効率的に行うことが出来、新商品や季節商材の売り逃しを防止します。
棚替えラウンダーの業務内容
①前日までの準備
翌日に訪問する店舗様の駐車場の場所や個店毎の訪問ルールを把握し、棚割り表を確認します。
②訪問~作業開始前
店舗に訪問したらご担当者様に挨拶をし、備品置き場やごみ箱の場所などを確認します。また、棚割りを元に店舗担当者様と打合せを行います。
③作業開始
現状の棚割りを確認し、効率的に作業を行えるよう段取りをします。
そして、以下のような手順で棚替え作業を行います。
作業1:1段ずつ部分ごとに区切って商品を入れ替える
商品は一度にすべて取り出さず、棚板ごとに区切って入れ替えを行います。商品の入れ替え時にプライスカードも一緒に移動させます。
作業2:商品の幅・高さを見て必要であれば棚板と仕切り版の調整を行う
最下段から作業①を行い、必要に応じて棚板の高さ調整を行います。
作業3:新商品など新たにプライスカードが必要な場合は発行をお願いする
カット商品の撤去とともに、新商品の差し込みの作業も発生するためプライスカードの発行も店舗担当者へ依頼します。
棚替え作業は大きく上記のような流れになりますが、それ以外にも棚の清掃など細かい作業が発生します。その上、営業時間中に行うためお客様の邪魔にならないようにスピーディーな作業も求められます。また、商品やお店の備品を丁寧に扱うことも心掛けます。
④作業後
カット品の収納/棚上の整理/ごみ捨て/棚割通りに商品とプライスカードが配置されているかのチェック等を行い、店舗担当者と棚替えの最終確認をします。
セレブリックス棚替えラウンダーの強み
手間のかかる作業が多く、専門性の高い棚替えですが、セレブリックスでは以下の4つの強みに質の高い棚替えを実施しています。
① 経験豊富なラウンダーが在籍
小売り本部で登録されている棚本数と実際の本数が異なる場合や、店舗様よりアレンジを要望されることもありますが、臨機応変に対応できる経験豊富なラウンダーが在籍しています。
② 充実した教育カリキュラムで即戦力の人材を育成
新人スタッフには独自のマニュアルを用いて座学研修を行い、ベテランスタッフとの同行で作業スキルをすぐに身に着けることができるため、未経験の人材も即戦力として活躍できます。
③ チェーン/個店ルールをプロファイル化していることで入店までの時間ロスやクレームを未然に防止
チェーン毎での訪問ルールや個店毎での特性をプロファイル化しているため、訪問前にラウンダーに的確な指示を出すことが可能です。そのためスムーズな入店とクレームの防止に繋がっています。
④ 全国でカバー可能な人材リソース
全国カバー可能な店頭人材リソースとネットワークを保有しており、直近5年間で約2,900店舗に7,200回 棚替えラウンダーの派遣実績があります。
自社の営業組織で棚替え等の作業スタッフが足りない場合は、セレブリックスの棚替えラウンダーの活用をおススメします。フォローが行き届いていない遠隔地や特に注力した小売りチェーンなどに絞った巡回も可能です。
まとめ
今回は棚替えにおけるラウンダー活用についてご紹介しました。
メーカー商品の売り上げUPには「棚替え」は重要な作業の一つです。
タイムリーに棚替えをすることで、「適切なタイミング」に「適切な場所」で商品をお客様に見て頂くことが可能になります。セレブリックスのラウンダーは、スピーディーかつ丁寧な棚替え作業が出来ます。店舗巡回や棚替えでお悩みの際はご気軽にお問合せください。