営業代行をフリーランスに依頼するメリット・デメリットは?依頼の流れも解説
営業代行をフリーランスに依頼することでコスト削減できると思っている企業は少なくありません。確かにコストを削減できる可能性はありますが、依頼先を見極めなければ無駄にコストを浪費することになりかねないでしょう。
そこで今回は、営業代行をフリーランスに依頼するメリット・デメリットや依頼の流れについて詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.営業代行をフリーランスに依頼するメリット
- 1.1.コストを削減できる
- 1.2.柔軟な対応が可能
- 1.3.専門知識を活用できる
- 2.営業代行をフリーランスに依頼するデメリット
- 2.1.管理に手間がかかる
- 2.2.品質のばらつきが大きい
- 2.3.長期継続が難しい
- 3.営業代行をフリーランスに依頼する際の流れ
- 4.フリーランスの営業代行の選び方
- 4.1.実績と評判の確認
- 4.2.専門分野の一致
- 4.3.コミュニケーション能力とフィット感
- 5.フリーランスと法人の営業代行業者の選択基準
- 6.営業代行はセレブリックスまでご相談ください
営業代行をフリーランスに依頼するメリット
営業代行をフリーランスに依頼するメリットは下記のとおりです。
コストを削減できる
フリーランスに依頼することで、営業職の正社員を雇用するよりも低コストで営業体制を整えることができます。たとえば、正社員の雇用には給与以外にも社会保険料や福利厚生、オフィススペースなどの追加費用が発生します。一方、フリーランスであれば、必要な業務に対して契約ベースで報酬を支払うだけで済みます。
固定費を大幅に削減できるため、予算が限られている企業にとって大きなメリットといえるでしょう。
柔軟な対応が可能
フリーランスは柔軟な働き方ができるため、企業のニーズに応じた迅速な対応が可能です。たとえば、急に営業が必要になった場合でも、フリーランスであれば即座に対応を開始できる場合があります。また、プロジェクトの進行状況や成果に応じて、契約内容を柔軟に調整できる場合も多いでしょう。
ただし、フリーランスは自身で方針を決めており、企業側からの申し出を断るケースも多々あります。そのため、自社と相性がよいフリーランスを見つけなければなりません。
専門知識を活用できる
フリーランスには特定の業界や営業手法に精通した人物もいるため、知識を活用することで効率的な営業活動が期待できます。たとえば、IT業界に特化した営業フリーランスであれば、最新の技術トレンドや業界の動向を踏まえた営業戦略を立案・実行することが可能です。
営業代行をフリーランスに依頼するデメリット
続いて、営業代行をフリーランスに依頼するデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
管理に手間がかかる
フリーランスは個人事業主であるため、業務管理や進捗確認に手間がかかります。たとえば、複数のフリーランスと同時に契約している場合、それぞれの業務内容や進捗を個別に管理する必要があります。このため、プロジェクトマネージャーや担当者に負担がかかるでしょう。
品質のばらつきが大きい
フリーランスのスキルや経験により、成果の品質にばらつきが出る可能性があります。たとえば、優秀なフリーランスを選んだ場合は高い成果が期待できますが、スキル不足のフリーランスに依頼すると期待以下の結果になりかねません。
また、1人でベストパフォーマンスを発揮し続けるには限界があるため、営業活動の品質にばらつきが出るおそれもあります。企業のブランドイメージや信頼性に影響を与える可能性があるため、事前にフリーランスの実績や評価を十分に確認し、慎重に選定することが重要です。
長期継続が難しい
長期契約や継続的なサポートを求める場合、フリーランスに営業代行を依頼するのは不向きかもしれません。フリーランスは他のクライアントと並行して仕事をしている場合が多く、突然の契約終了や業務量の調整を求められる可能性があります。
また、キャリアチェンジや個人的な理由で活動を休止するケースも少なくありません。こうした不確定要素に対応するためには、代替手段を持っておくか、複数のフリーランスと契約してリスク分散を図る必要があります。
営業代行をフリーランスに依頼する際の流れ
営業代行をフリーランスに依頼する際は、次の流れで進めましょう。
1.ニーズの明確化
まず、自社の営業代行に求める具体的なニーズや目標を明確にします。たとえば、新規客の開拓、顧客のフォローアップ、特定の市場への進出など、具体的な業務内容を定えます。また、目標とするKPI(重要業績評価指標)を設定し、どのような成果を期待するのかを明確にしましょう。
これにより具体的な指示を出しやすくなり、期待した成果を得やすくなります。
2.候補者の選定
フリーランスの営業代行業者をリサーチし、候補者を選定します。専門的なスキルや業界経験、実績などを評価ポイントとして候補者を絞り込みましょう。たとえば、クラウドソーシングサイトや専門の人材紹介サービスを活用して、複数の候補者のプロフィールや評価を比較検討します。
3.面談・契約
候補者と面談を行い、業務内容や契約条件を確認します。業務の進め方、報酬体系、契約期間などを話し合い、認識の相違が起こらないようにしましょう。契約条件が合意されたら、正式に契約を締結します。契約書には、業務範囲や目標、報告の頻度など、具体的な内容を明記しましょう。
4.業務開始
契約に基づき、営業代行業務が開始されます。顧客リストの提供や、使用するツールの共有など、必要な準備をします。業務開始後は週次や月次で成果を確認し、必要に応じて戦略の見直しや改善を行います。
フリーランスの営業代行の選び方
フリーランスの営業代行業者は、次の観点から選びましょう。
実績と評判の確認
フリーランスの営業代行を選ぶ際には、実績と評判を確認することが重要です。過去にどのような企業と取引があり、どのような成果を上げたのかを具体的に確認します。クラウドソーシングサイトやビジネスSNS(LinkedInなど)でのレビューや評価、過去のクライアントからのフィードバックなどを参考にすることで、信頼性の高いフリーランスを選定できます。
専門分野の一致
営業代行を依頼するフリーランスが、自社の業界や製品に精通しているかどうかも選定基準となります。たとえば、IT業界の製品を販売する企業であれば、IT関連の営業経験が豊富なフリーランスを選ぶことで、より効果的な営業活動が期待できます。専門知識があることで、ターゲット市場に対する理解が深く、効果的な営業戦略を立案・実行することが可能です。
コミュニケーション能力とフィット感
フリーランスとのコミュニケーション能力と、自社とのフィット感も重要な選定基準です。コミュニケーション能力が高いフリーランスは、定期的なミーティングや報告などを欠かさず行えるうえに、迅速な対応もできる傾向があります。
また、企業文化や価値観にフィットするフリーランスを選ぶことで、スムーズに協力関係を築くことができます。面談のほか、可能であればトライアルとして契約し、相性を確認することが大切です。
フリーランスと法人の営業代行業者の選択基準
営業代行は、フリーランスではなく法人に依頼することも方法の1つです。どちらを選べばよいかは、下記を参考にしてください。
営業代行の範囲
短期的なプロジェクトや特定の業務に特化した営業代行が必要な場合は、フリーランスが適しています。たとえば、新製品の短期プロモーションや季節限定キャンペーンのような一時的なプロジェクトでは、フリーランスの柔軟性が大いに役立ちます。
ただし、法人でも同じレベルで対応できるうえにリソースも豊富にあるため、一概にフリーランスが良いとは言えません。
コスト
フリーランスは法人よりも低コストで営業代行を行っている傾向があります。そのため、コストを最優先とするならば、フリーランスが適しています。ただし、重要なのは依頼費用ではなく、費用対効果です。そのため、優秀なフリーランスを選ぶことが前提となります。
また、企業は一定基準を満たす人物が営業代行を行うため、費用対効果が高くなる傾向があります。なお、営業代行の費用対効果についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
継続性
長期的な営業戦略の構築や継続的なサポートが必要な場合は、法人の営業代行業者が適しています。たとえば、新市場への進出や長期間にわたる顧客関係の構築を目指す企業には、法人の営業代行業者が提供する安定したサポートが必要です。
法人の営業代行業者は、多人数のチームを編成し、長期的な視点で戦略を練り、持続的に成果を挙げることができます。
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